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日経平均 | 10360.34円 | ▼118.32円 |
売買高 | 21億0688万株 | − |
売買代金 | 1兆5588億5600万円 | − |
値上がり銘柄 | 263銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 1318銘柄 | − |
騰落レシオ | 112.02% | ▼2.39% |
米国株高への反応はなく、国債格下げや円安とならなかったことが嫌気され、週末の手仕舞い売りに押されて大幅下落
米国市場は堅調となったのですが、昨日の特殊要因での上昇がはげたこと、日本国債の格下げが嫌気されて売り先行となりました。寄り付きの売りが一巡となった後は円安となったことが好感されるように底堅さも見られたのですが、為替が円高に振れ始めたことや外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)が大幅売り越しとなったことなどから売り直され、週末ということでの手仕舞い売り、持高調整の売りに、先物のまとまった売りも見られて下げ幅を拡大しました。
後場も週末の手仕舞い売りにヘッジ売りが加わり、好調な決算に反応して堅調となる銘柄も見られたものの総じて軟調、大幅下落となりました。先週末とは違い「日本売り」と言うようなこともなかったのですが、昨日の相場で投資信託設定の思惑で買われた反動もあり、下げ幅が広がったものと思います。決算動向にも好材料への反応が鈍く、悪材料への反応が大きい状況で下げ幅拡大要因となりました。持高調整の買いや目先筋の買戻しも見られましたが下支え要因とはなりませんでした。
小型銘柄はまちまちとなりました。決算動向などに反応し週末の手仕舞い売りも多く、好調な決算を受けて上昇するものが見られた東証マザーズ指数は大幅高、日経ジャスダック平均は軟調、ジャスダックTOP20は手仕舞い売りに押されて大幅下落となりました。先物は前場の後半から後場の前半までは昼の立会い外取引などのヘッジもあったのかまとまった売り買いが見られ、指数を動かす場面もありましたが、大きく方向付けるような動きはありませんでした。
週末ということで先週末の大幅下落が想起され、日本国債の格下げの影響なども懸念されましたが、単に昨日の上昇が投資信託の設定に絡む買いで上昇したことの反動や週末の手仕舞い売りに押されて大幅下落となったようです。先週末のような「日本売り」とならなかったのですが、決算発表への反応も厳しいものが多く、ここまでの上昇もやはりまだまだ市場参加者が少ない、買い手も限られていたということなのだと思います。政策面でしっかりと方向感が見えてくれば景気回復、業績回復を織り込むように堅調となり、市場参加者も増えてくるのだと思います。それまではまだ上値の重い展開が続くのかもしれません。
基準線を割り込む水準までまた大幅下落となりました。それでも遅行線は日々線にサポートされて底堅さも見られました。RSIやストキャスティックスも中途半端な位置で方向感もなく、しばらくは基準線に絡みながら、遅行線が日々線にサポートされながらもみ合いが続くのではないかと思います。
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