世界一周中のバックパッカー。1月26日現在、ボリビア滞在中。1年半で40カ国以上の訪問を予定。若者の外向き志向の底上げのため、海外で働く日本人を訪問したり、旅の中で気付いたことや発見したことをWeb中心に情報発信しながら旅をしている(サムライバックパッカープロジェクト)。学生時代に広告サービス「タダコピ」を立ち上げた元起業家でもあり、根っからの企画屋。Twitterアカウント「@mohideki」では旅の様子をリアルタイムに発信している。
→目指せ世界一周!「サムライバックパッカープロジェクト」とは?
前回(「日本人経営者は、フィリピンの格安マンツーマン語学学校をどう運営しているか」)と前々回(「なぜ韓国人は英語を話せるのか――フィリピン格安留学のススメ」)の記事でご紹介したフィリピンの語学学校。筆者も世界一周の旅に出る前に通っていたのだが、それ以外にも語学学習サービスを提供している企業はある。
その1つが、オンライン英会話サービスの先駆者であるレアジョブだ。フィリピン大学の在学生や卒業生と25分間129円から英会話できるというもので、英会話業界で価格破壊を巻き起こし、日本人の英語力向上に貢献。会員数は4万人を超えている。
レアジョブの加藤智久社長は、外資系コンサルティング会社に2年半勤めた後、27歳で同社を立ち上げた。滞在中、お会いする機会に恵まれたので、フィリピンで働くことの意味や、今後の予定について尋ねてみた。
――フィリピンで働くことの魅力は?
加藤 人々が非常に明るいので、一緒に居て楽しいですね。お土産を買っていった時や、社員旅行に連れていった時の喜びようがすごいので、やりがいがあります。
また、レアジョブの講師は全員、国内トップ大学であるフィリピン大学の在学生や卒業生です。その中でも優秀な人たちばかりをフルタイムスタッフとして採用できるので、鍛えがいがあってとても幸せです。
――フィリピン人の働きぶりは?
加藤 働きぶりはあまり良くないと思います。うちの会社は違いますが、一般的には次のような傾向があると思います。
これは、フィリピン人が優秀でないという意味ではなく、固定観念や古い習慣にしばられているからだと思います。
――フィリピンで何が大変でしたか? そして、それをどう乗り越えましたか?
加藤 まず、固定観念や古い習慣にしばられているスタッフたちに、自分たちの頭で考えることなど、主体的に動くことを覚えてもらうのが大変でした。それを乗り越えるために行ったことは次の通りです。
――日本でのオンライン英会話サービスは今後どうなると思われますか?
加藤 日本人の約1割(1000万人)が英語を勉強していたり、「勉強したい」と思っていたりすると言われています。そんな中、NOVAのような通学制英会話には、最盛期で100万人弱の会員がいました。
オンライン英会話は、通学制英会話に比べて圧倒的に単価が安いので、数百万人くらいの市場になってもおかしくないと考えています。「英語を勉強する人の数割はオンライン英会話を使う」という状況ですね。
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