面白いと思った特集や連載を、まとめて読みたいと思ったことはありませんか? 「まとめ読み!誠 PDF」は、注目を集めた特集や連載を、まとめて読めるPDFファイルに再編集。1度ダウンロードすれば、気になる記事をいつでも読むことができます。
以下、「お客様の声にはワケがある――データ収集の注意点」(2008年11月4日)の冒頭部分を再掲します。「まとめ読み!誠 PDF」をダウンロードすると、「試作品はどのようにして作ればいいの?」(11話〜最終話)を読むことができます。
中村誠10 件がリーダーを務める部門横断プロジェクトチームでは、高濃度イソフラボンを使った新商品の方向性を決めるため、社内の予備調査を行った。コンサルタントの橋下悟からデータ分析の手ほどきを受けた誠たちは、外部機関に依頼する本調査に向けて調査内容を見直すために、プロジェクトチームで討議することにした。その準備の最中、 “I2プロジェクト推進事務局”から、誠に1通のメールが届いた。I2プロジェクト推進事務局とは、アイティフーズ内で進められている全社業務活性化活動4プロジェクトの推進取りまとめを行っている事務局だ。誠たちのプロジェクトも、この4プロジェクトの1つである。
事務局メール: リーダーの皆様、プロジェクト遂行お疲れ様です。さて活動キックオフから早4カ月が経過しました。そろそろ結果が出始めたチームもいくつかあると伺っております。ついては、当初の計画にあるとおり、小石川社長を含めた全役員向けの「プロジェクト成果報告会」の開催日程を決定したいと思いますので、各リーダーはご確認をよろしくお願いします。
誠: うへえ、もう結果が出てるチームもあるんだ。僕たちなんか、まだ現状分析を始めたばかりなのに……。そうでなくてもウチはいわゆるコスト削減活動じゃないから、そうすぐに結果は出ないんだよな。今のところどんな成果を報告できるかなんて、とても想像がつかないや。
成果報告会の日程を確認してみると、約2カ月後に迫っている。推進事務局からのプレッシャーを感じて、思わず誠は呻いてしまった。
次の定例討議の日、誠は今までの検討内容の整理を兼ねて、最初の仮説を再確認することから始めることにした。
誠: 今日は、本調査を始める前に予備調査結果から得た仮説を整理しておきたいと思います。なぜなら本調査の目的は、お客様に直接意見を聞くばかりでなく、新商品の具体的な方向性を検証するためでもあるからです。
ここで誠は、以前ホワイトボードで星野と一緒にまとめた資料(下図)を示しながら続けた。(続きは「まとめ読み!誠 PDF」で)
→「中村誠32歳・これがメーカー社員の生きる道」Vol.1(第1話〜第3話)をダウンロードする
→「中村誠32歳・これがメーカー社員の生きる道」Vol.2(第4話〜第6話)をダウンロードする
→「中村誠32歳・これがメーカー社員の生きる道」Vol.3(第7話〜第10話)をダウンロードする
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