約2人に1人が、賞与が少ないことが理由で転職を経験していることが、マイナビ(東京都千代田区)による調査で明らかとなった。賞与に“がっかり”するビジネスパーソンが多いとされる中、今年の夏の賞与額はいくらと予想しているのか。
前年夏の賞与額の平均は「50.1万円」だった。また、今年予想している夏の賞与額の平均は「51.8万円」となり、前年の賞与額と大きな差は見られなかった。一方で、自分の仕事に見合う理想の賞与額は平均「94.8万円」となり、予想と理想の賞与の差は43.0万円に上った。
「賞与が少ないことを理由に転職をしたことがある」とした人は合わせて49.2%に上った。内訳は「1番大きな転職理由だった」が21.0%、「1番ではないが転職理由だった」が28.2%。また、転職理由となった賞与の平均額は「28.3万円」だった。年代別で見ると、「1番大きな転職理由だった」の割合が最も多いのは20代で、35.2%に上った。若年層ほど賞与額の少なさが転職の理由になっていることが明らかとなった。
一方で、「1番ではないが転職理由だった」とした人の1番の転職理由については「賞与以外の給与(月給)が低かった」(17.3%)が最も多い結果に。賞与に限らず金銭的な点が転職理由になることが多いようだ。
今年の夏ボーナスに「賃上げの機運を感じている」とした人は37.7%と4割に満たず、62.2%が「今回の夏ボーナスに賃上げの機運は感じていない」と回答した。役職別に見ると、「夏ボーナスに賃上げの機運を感じていない」という回答が特に多かったのは「役職には就いていない」とした人で70.2%だった。
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