定期預金の利息は、普通預金に比べて高く設定していますが、実はFXにも利息に似た「スワップポイント」という収益の仕組みがあります。聞きなれない言葉だと思いますので、簡単に説明しますね。「スワップ(swap)」とは、英語で「交換する」という意味ですが、2つの通貨を交換する場合、それぞれに異なる金利が適用されるために「金利差」が発生します。スワップポイントとは、通貨を1日以上保有する場合に得られる2通貨間の「金利差」の数値を表します。
例えば、日本円の政策金利は0.00〜0.01%ですが、資源国通貨である豪ドルの政策金利は4.75%(2011年2月現在)。そこで低金利の日本円を売り、高金利の豪ドルを買って1日以上保有した場合、2通貨間の金利差を源泉にしたスワップポイントを、豪ドルを保有している期間、毎日受け取ることができます。逆に、豪ドルを売って日本円を買う取引をした場合には金利差がマイナスになりますので、1日保有するごとにスワップポイントを支払わなければいけません※。なお、当日中に取引を終了するデイトレードの場合、スワップポイントの受け・払いはありません。
外貨を「買う」ことから取引を開始する外貨預金と違い、FXでは外貨を「売る」取引から始めることができます。例えば、米ドルがこの先もっと安くなるだろうと予想して1(米)ドル=83円のときに1万ドル売ったとします。その後82円までドル安になったときに買い戻すことができれば、83万円−82万円=1万円の利益を得ることができます。
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