戦時のような今こそ、平和な自転車に乗ろう郷好文の“うふふ”マーケティング(1/3 ページ)

» 2011年03月14日 18時00分 公開
[郷好文,Business Media 誠]

著者プロフィール:郷 好文

マーケティング・リサーチ、新規事業の開発、海外駐在を経て、1999年〜2008年までコンサルティングファームにてマネジメント・コンサルタントとして、事業戦略・マーケティング戦略など多数のプロジェクトに参画。2009年9月、株式会社ことばを設立。12月、異能のコンサルティング集団アンサー・コンサルティングLLPの設立とともに参画。コンサルタント・エッセイストの仕事に加えて、クリエイター支援・創作品販売の「utte(うって)」事業、ギャラリー&スペース「アートマルシェ神田」の運営に携わる。著書に『顧客視点の成長シナリオ』(ファーストプレス)など、印刷業界誌『プリバリ[印]』で「マーケティング価値校」を連載中。中小企業診断士。ブログ「cotobike


 こんな時こそ、自転車が力になる。大地震発生後3日目の今朝、首都圏では計画停電が始まった。「首都圏の電車の運行にも支障が出るでしょう」というテレビニュースを横目に、私は7時に自宅最寄り駅(新松戸)へ。

 うかつにもネットのニュースで運行中と勘違いした。駅に着くとJR常磐緩行線(綾瀬〜松戸)は運行中止。今日は仕事場の開業をしたいし(ギャラリー・展示会を開催中)、何とか行きたい。そこで松戸駅までテクテクと3駅分歩いた。

 道沿いには梅も咲きほこり、春はそこまで来ている。実に平和だ。実際にはみんな、心の底に不安を抱いているというのに。でも花の横を、すこぶる冷静に行列して歩いている。クルマもクラクション1つ鳴らさない。日本人の胆力はすごいものだ。

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