戦時のような今こそ、平和な自転車に乗ろう郷好文の“うふふ”マーケティング(2/3 ページ)

» 2011年03月14日 18時00分 公開
[郷好文,Business Media 誠]

災害時の自転車通勤

 だが、ガソリン供給もいずれストップするかもしれない。それにどこもかしこも渋滞ばかりだ。電車も今日は動いているが、明日は分からない。歩くにも限度がある。こういう時こそ自転車である。

 私は時々チャリ通の自転車派。だが、仕事場で夜を明かした先週土曜日は、花粉症もひどくて25キロの運転に自信が持てないので、自転車は置き去りにした。何しろエレベータが止まって、6階の自転車を1階まで降ろすのも億劫(おっくう)だったし。何とか間引きの電車で帰宅したが、通常1時間ちょいが4時間半かかった。やっぱり自転車しかないな。

 被災地の仙台からのブログでAdario Strangeさん、コンビニから食べ物が無くなったことと合わせて、「移動手段は自転車だ」と書く。次のような写真を掲載してくれた。

出典:DVICE(Adario Strangeさんのブログ)

 iPad、iPhoneに乾電池、良い感じだが足したいのはなるべく明るいライト(前照灯)、できれば後方ランプ、手袋、取り替え用チューブ、パンク修理セット、そしてヘルメット。普段走り慣れていない人は地図も携行すべき。iPhoneで行く先をナビすることもできなくはないが、バッテリーは大切にしたい。「自転車大好きマップ(全国版)」も大変役に立つサイトだ。

 バッグは両肩に掛けるバックパックがいいだろう。会社用のカバンは家に置こう。どうしてもスーツという事態でもないので、動きやすい服装とカバンと靴で乗ろう。こんな時でも「絶対スーツ着用」なんて会社はないはず(と思いたい)。

 もちろん安全運転。原則として車道を走ろう(危ない道以外、自転車の歩道走行はNG)。どんな道でも左通行は絶対。タマに長い距離を走ると、筋肉疲労で痙攣(けいれん)を起こしやすい。私もよくある。そんな時は急がば回れ。屈伸運動で休んでいる時でも地球は回っているとはいえ、ゆっくり急ごうぜ。

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