セイコーウオッチは、バーゼルワールド2011会場で、メカニカルクロノグラフダイバーズウオッチをお披露目した。創業130周年を記念した腕時計の1つで、「ブライツアナンタ」のラインアップとして5月27日に発売する。限定700本で、価格は36万7500円。
ムーブメントには、新開発の「8R39」(手巻き付き自動巻き)を搭載。ダイバーズウオッチとして激しい仕様環境に耐えられるように、ムーブメントの強度検討を新たに行った。巻き上げ持続時間は約45時間で、日差−15秒〜25秒。ストップウオッチ機能(30分計、12時間計)を備える。
ベースになったのは、垂直クラッチとピラーホイール構造を採用したメカニカルクロノグラフキャリバー「8R28」で、200メートル空気潜水用防水規格に基づいて耐衝撃性を向上した。また、ひげぜんまいには、グランドセイコーでも使っていて、耐衝撃性と耐磁性に優れた独自開発の素材「SPRON610」を採用する。
ダイヤルは、金沢の漆芸家田村一舟氏の手による漆塗り。漆の風合いを損なわないように、手作業によって表面を平滑に磨き上げている。ケース素材はステンレススチール(ブラックおよびピンクゴールド色硬質コーティング付き)で、サイズは44×16ミリ(外径×厚さ)。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング