東京電力による計画停電について、どのように感じている人が多いのだろうか。東電管内で生活している人に聞いたところ、全体として「このままでよい」という現状肯定派が半数を占める一方で、具体的な節電方法については積極派と消極派との間で意見が分かれていることが、アスク・スマートリーの調査で分かった。
建物内や看板などの照明については、必要性や緊急性の観点から積極派の意見が目立った。店舗やオフィス、駅構内など建物内の照明を消したり暗くすることについて積極派(もっと徹底すべき+もう少しきつくしてよい)は36%、現状肯定派(このままでよい)が52%。看板の照明を暗くすることについても積極派が43%、現状肯定派が46%という結果に。一方、消極派(やめてほしい+もう少しゆるめてほしい)からは「視力弱視の方だったらかなり危険」(男性47歳)、「道が暗すぎて事故や犯罪につながるから」(女性24歳)、「車移動で看板を消されては営業中なのかどうか判断できない」(男性25歳)など安全性や利便性を理由に挙げる人が多かった。
エスカレーターの運転をやめたり減らしたりすることについて、積極派が20%、消極派が29%に対し、現状肯定派が51%と半数を超えた。またエレベーターについても積極派16%、消極派33%、現状肯定派が51%という結果に。消極派からは「身体が不自由な人にとっては大きい問題だと思うから」(男性31歳)、「一カ所に人が固まり、ラッシュ時に混雑して危ない」(男性32歳)などの意見もあった。
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