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日経平均 | 9556.65円 | ▼34.87円 |
売買高 | 16億4577万株 | − |
売買代金 | 1兆0299億1200万円 | − |
値上がり銘柄 | 660銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 857銘柄 | − |
騰落レシオ | 97.05% | △5.27% |
手掛かり難のなか方向感のない、冴えない展開が続く
週末の米国市場は堅調、引き続き景気回復を織り込むような動きとなっているのですが、日本市場は冴えない展開となりました。原子力発電所事故の収束に関して電力会社の工程表が発表されましたが、特に目新しい動きもなく、外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)も大幅売り越しと伝えられたことや円高に振れたこともあり、ハイテク銘柄など輸出関連銘柄を中心に冴えない展開となりました。ただ、売り一巡感もあり、値動きの悪さを見ても売り急ぐようなこともなく、指数は小動きとなりました。
後場も方向感のない展開が続きました。食品株や医薬品株などのディフェンシブ銘柄に堅調なものが見られ、値がさ銘柄の一角に高いものがあって指数を押し上げ、前日比プラスとなる場面もあったのですが、物色意欲はなく、買戻しを急ぐでもなく上値も重く、冴えない展開となりました。放射能除去に絡む話題のある銘柄やLED(発行ダイオード)関連銘柄などが個別に物色されていますが、幕間つなぎ的な動きに過ぎず、最後まで指数の方向感は見られませんでした。
小型銘柄はまちまちとなりました。特に材料もないなかで値動きの良さから買われるものも見られ、東証マザーズ指数や日経ジャスダック平均は堅調となりました。決算動向に敏感に反応して大きく下落する銘柄もあってジャスダックTOP20は軟調となりました。先物はまとまった売り買いはほとんど見られず、小口の売り買いで指数が振らされる場面もあったのですが、はっきりと指数を方向付けるような動きは見られませんでした。
決算発表の本格化を控えて大震災の影響などが取り沙汰されることもあり、方向感に乏しい展開となっています。これまで業績好調と見られていた銘柄で、大きく売られていても、これまで以上に先行きに対しての不透明感が根強く積極的に売り買いし難いということなのでしょう。新聞の観測記事などに反応するものもあるのですが、大震災の影響に過敏に反応する傾向にあり、どこまで織り込んでいるのかも読み難くなっています。指数は当面、方向感に乏しい展開が続くのではないかと思います。
転換に上値を押さえられながら小動きとなっています。雲の大きなねじれの日柄でもあり、遅行線が日々線に絡むところでもあり、動きは出てくるものと思います。日々線が雲の上になるのか、雲の下での動きになるのかここからが正念場、方向性が見えてくると思います。RSIは方向感がなくストキャスティックスも下値余地もある状況ではまだ上下どちらに動くか見え難いと思います。
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