− | − | − |
---|---|---|
日経平均 | 9682.21円 | ▼3.56円 |
売買高 | 17億7007万株 | − |
売買代金 | 1兆1660億1800万円 | − |
値上がり銘柄 | 760銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 735銘柄 | − |
騰落レシオ | 101.84% | ▼1.79% |
米国株高にも関わらず冴えない始まりとなったが、週末の買戻しも入り堅調な場面も
米国株や商品相場が堅調となったのですが、若干円高気味となったことや週末の手仕舞い売りが嵩んで売り先行となりました。それでも、外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)は米国などでの3連休を控えて売り買いの株数は少ないものの買い越しと伝えられたこともあり、軟調ながらも底堅い展開となりました。特に材料が出たと言うことでない銘柄でも買い戻しが入り値動きがよくなると、更に買戻しを急ぐ動きとなるような場面もあり、指数は小動きながらも底堅さは見られました。
これまでの好材料を蒸し返すように週末の買戻しが入り、後場は堅調な展開となりました。前場に底堅さが見られたことや改めて、大震災後の操業再開を好感する動きや、大震災の影響が軽微な銘柄を買い直す動きもあり、また、円高や大震災の影響が大きいとされて売られていた自動車株や機械株、ハイテク銘柄の一角に買戻しを急ぐ動きが入って指数を押し上げ、堅調となりました。米国でのハイテク銘柄の好決算などもあって、週末で買戻しを急ぐ動きになったものと思います。ただ、さすがに最後は週末のヘッジ売りや手仕舞い売りもあり、指数は軟調となりました。
小型銘柄も堅調となるものが多かったのですが、物色が絞られて、高いものは高いがやすいものは安いというような展開になり、指数はまちまちとなりました。東証マザーズ指数は大幅高、ジャスダックTOP20は高くなったものの、日経ジャスダック平均は小幅高に止まりました。先物は後場に入ってからまとまった買いが目立ち指数を押し上げましたが、買戻し一巡後はまとまった売り買いも少なく、方向感のない展開となりじりじりとヘッジ売りに押される展開となりました。
自動車用マイコンやシステムLSI(大規模集積回路)などを生産する工場が再開を前倒しすると発表して買われ、その影響で自動車株が買われて指数が押し上げられたと言われましたが、工場再開を発表した銘柄よりも自動車株の上昇の方が早いような感じですし、機械株などが買われる場面もあり、材料に反応したと言うよりは相変わらず値動きに連れての売買が中心となっているのではないかと思います。ここからは決算動向に一喜一憂しながら大震災からの回復を織り込む動きになって来るのかもしれません。
「三役好転」となって堅調な地合いが続いています。ただ、まだ大震災後の混乱からのもみ合いが続いているということで方向感が見られませんん。雲のサポートを確認しながら、遅行線が日々線のサポートを確認しながらのもみ合いがまだ続くと思われます。RSIには方向感はなくストキャスティックスは底値圏からの反発ですがそろそろ高値圏に近づいており、もみ合いのなかで過熱感を冷まし、その後で堅調な戻りを試す動きとなって来るのだと思います。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング