富士重工業は、ニューヨークオートショー2011で新型「インプレッサ」の4ドアと5ドア(北米仕様)を発表した。今年中に米国市場で販売を開始する。
第4世代となるインプレッサの商品コンセプトは「Redefining Value, Redefining Class」――既存の価値やクラスにとらわれない提案だ。また、環境性能の向上とユーザーの「価値観の変化」への対応を開発の重要テーマに据え、これまで以上に「運転する愉しさ」を追求したという。
既存モデルと全長や全幅は変えずに室内スペースを拡大し、ゆとりのある室内空間が実現した。例えば、Aピラー下端は前方へ200ミリ延長し、ホイールベースは25ミリ拡大した。側面の開口寸法も広くなり、乗降性が高められている。
スプレッドウイングを中央に配置したヘキサゴングリルやホークアイヘッドライトなどのスバル車らしさは残しつつ、4ドアモデルではCピラーのデザインをクーペのようにするなど、上質感のあるデザインを目指したという。
エンジンは2リットル水平対向4気筒DOHCを搭載し、新開発のリニアトロニック(CVT)を組み合わせた。従来の2.5リットルエンジンに比べると、触媒を約30%削減しつつも排出ガス浄化性能は同等だという。また、日常的に使う中低速域のトルクを向上し、2.5リットルエンジンをしのぐ加速が感じられるようなチューニングを施した。
ボディサイズは、4580(4ドア)/4415(5ドア)×1740×1465ミリ(全長×全幅×全高)で、ホイールベースは2645ミリ。車両重量は1320キロで、乗車定員は5人だ。
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