失恋はリスクではない、いい女性に出会えるまでのプロセス既婚男性が、今から婚活するとしたら(1/6 ページ)

» 2011年05月27日 08時00分 公開
[中山順司,Business Media 誠]

著者紹介:中山順司(なかやま・じゅんじ)

 シックス・アパート株式会社/スキナヒト製作所 所長。1971年生まれ。Covenant College(米国)卒業後、携帯電話キャリアでマーケティングと営業に携わり、2000年にネット業界に転身。旅行予約サイト(現楽天トラベル)で観光旅行コンテンツビジネスを立ち上げ、その後始めた個人ブログがキッカケで、ブログソフトウェアベンダーのシックス・アパートに(現職)。2010年12月、フツーの男女のフツーの出会いをプロデュースすることに特化した、世界一マジメな恋愛インキュベーション・プロジェクト「スキナヒト製作所(β)」を設立。

 →誠ブログ:20年前の留学を、淡々と振り返る記録

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 「もしも、年配の既婚男性が、青年に若返ってしまったらどうなるか?」という架空の設定でインタビューをする本連載。長年の結婚生活経験をもとに、何を考えてどんな婚活をするのか。ストレートなお考えをうかがっていきます。

 今回はフリーデザイナーの佐々木さん(仮名・58歳)にご登場いただきます。

佐々木さん(仮名)のプロフィール

年齢:58歳

職業:フリーランス(デザイナー)

結婚歴:37年

家族構成:妻、息子の3人家族


22歳で若くしてゴールイン

21歳のときに結婚した佐々木さん(写真と本文は関係ありません)

中山:佐々木さんの家族構成とご結婚の経緯を簡単に教えていただけますか?

佐々木:息子と妻の3人家族で、妻とは今年で結婚37年目になります。息子はすでに結婚して独立していまして、今は妻と2人暮らしです。

中山:37年目ということは、けっこう若いときのご結婚ですね。

佐々木:結婚したのは22歳でした。当時の感覚でも、若くしての結婚でしたね。私は一途に熱意で突っ走る性格なので、妻に対しても僕から積極的にアプローチしたんです。

中山:で、その勢いでゴールイン、というわけですね。

佐々木:ですね。うまくいきました(笑)。本当によくできた妻で、今も仲良く暮らしていますよ。

中山:今日は「もしも脳ミソ(記憶や経験)はそのままで、肉体だけ20代に若くなったら」という設定でお話いただくわけですが、この流れからすると、やっぱり同じように積極的に女性にアタックされるんでしょうか?

佐々木:いや、もし今自分が2011年の現代に20代の若者になったとしたら、そこまで突っ走れるか、ちょっと自信がないです。今思えば、我ながら強引だったというか、無鉄砲だったかもしれないと思ったりしますし。

中山:若気の至り、という部分もあったみたいですね。

佐々木:ハハハ。まあ、結果的によい出会いでしたし、今も幸せでいられるわけですが。自分がガンガン行くタイプなせいか、女性には大人しい性格の女性が好きなんですよ。男子より一歩引く控え目さを、女性に求めてしまうんでしょうね。現代だと、そういう女性って明らかに少数派かなあ?

中山:うーむ、確かに今どきの風潮には、逆行しているかもしれないですね。

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