Apple Storeで実施されているキッズワークショップは、8歳〜12歳くらいの子どもを対象に、Macを使って様々なクリエイティブ体験をするという無料の特別イベント。全国のApple Storeで、ゴールデンウィークや夏休み、お正月など休日にあわせて実施されている。
テーマはiPhotoを使った写真集の作成やiMovieを用いたビデオ制作、GarageBandによる作曲など様々だ。1日1テーマで2時間程度かけて行われており、参加人数は子ども10名程度。大人も付き添いをするが、あくまで主役は子どもということで、作品作りは子ども中心で行うのが特徴である。
筆者が参加したのは、今年5月のゴールデンウィークに実施されたキッズワークショップ。長男と次男の兄弟で、iPhotoを使った写真集DVD作成にチャレンジした。
子どもを主役にしたApple体験ということで、キッズワークショップでは子ども1人に1台ずつ、最新のMacBook Proが用意されている。参加する子どもたちはおそろいのオリジナルTシャツに着替えて席に着き、まずは講師のApple Storeスタッフからイベントの体験内容のレクチャーを受ける。ここでの話す言葉や説明は子ども向けに噛みくだいているが、その内容はMacOSの基本的な使い方から使用するソフトウェアの紹介まで、けっこうしっかりしたもの。今回はiPhotoのイベントだったため、デジタルカメラとiPhotoの説明を受けた。
レクチャーが終わると、撮影会の開始。今回のお題は「Apple StoreにあるAppleロゴを探して撮影しよう!!」というもので、デジタルカメラを渡された子どもたちが一斉に売り場に解き放たれた。
ここで「Appleらしい」趣向なのが、子どもたちは店内で自由に撮影してよい、というもの。Apple Store銀座の各階へのエレベーター移動こそスタッフの引率がつくものの、あとは完全に自由。イベントTシャツを着た子どもたちが、一般のお客でごったがえす休日の店内を自由に走り回り、いたるところにある「Appleロゴ」を探しては撮影していく。売り場スタッフも子どもたちに、にこやかに対応。企業の体験イベントにありがちな「お仕着せのツアー」ではなく、子どもたちが自由に楽しんでいいという雰囲気作りは、Appleのキッズワークショップの大きな特徴だという。
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