コラム
» 2011年09月28日 20時01分 公開

もし上海に転勤になったら……中国のリアル住宅事情あなたはどうする? 住まいの選び方(2/4 ページ)

[小林大輔,Business Media 誠]

飛ぶように売れる住宅・不動産と、ありえない施工品質とのギャップ

 経済成長を続ける中国では、住宅の着工数が年々増え続けている。住宅の数自体も増え続けているし、住宅価格に関しても、1億円や2億円を超えるような高級住宅が飛ぶように売れているような国だ。

 では、住宅の施工品質はどうなのか、というと日本ではありえないような品質がまかり通っている。

 以下、一例を挙げてみた。

  • トイレの紙が詰まって流れない
  • シャワーの水が出てこない
  • 下水から虫が大量発生する
  • 壁から釘が出ている
  • 壁紙が天井から落ちてくる
  • 施工現場で柱が宙に浮いている
  • 修理を依頼しても、商品・部品が廃盤になり修理できないと言われる

 上記の例は、上海の住宅に住む日本人、日本の不動産業者から直接聞いた話であるが、日常茶飯事と言っても過言ではないそうだ。また、街中で高層ビルの建設現場の足場が“竹”で組まれているのを目にすると、世界が注目する国際都市というイメージとのギャップを感じずにはいられない。

 そんな施工品質であるにも関わらず、住宅は建て続けられ、高い価格で購入され続けている。その背景にはあるのは、毎年50万人にも上る人口の流入だ。50万人といえば、日本では政令指定都市として認定を受けられる人口規模。それだけのボリュームだから、いくら住宅を作っても追いつかないというのも納得だ。

 上海で日本人の長期滞在者向けに賃貸仲介を営む経営者によると、日本人からの問い合わせ数が昨年の2倍以上になっているという。

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