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以下「出張のとき、こんなホテルに泊まってみたい――九龍『W香港』」(2008年11月28日)の冒頭部分を再掲します。「まとめ読み!誠 PDF」をダウンロードすると、香港レポートの記事をまとめて読むことができます。
出張の時には必ずお世話になるのがホテル。一泊数千円のビジネスホテルから、一泊数万円するラグジュアリーホテルまで選択肢はさまざまだが、正直なところ記者は、「仕事の時は下手に立派なホテルより、そこそこ安いビジネスホテルがいいな」と思うことが多い。
別にケチで言っているのではないのだ。仕事で泊まるホテルに求めるのは、豪華さよりもまずは“機能”。具体的にはアクセスの良さ、部屋が明るいこと、インターネットが使えることが3大条件。さらに言えば、コンビニが近くにあって、禁煙ルームが選べるとうれしい。これさえ満たしていれば、安いビジネスホテルで十分。
もちろん、高級ホテルが嫌いなわけではない。いいホテルはなんといっても万事にわたってスタッフの気配りが利いていて心地よく滞在できるし、部屋も広くゆったりとして気持ちが開放的になる。大きくてふかふかなベッドや枕は寝心地が良いし大好きだ。だがこういった心遣いは「リラックス」の方向に効くもので、「仕事頑張るぞ!」という気持ちとは逆のベクトルに働きかけるように思える。
そういう意味で、仕事モードのときと旅行モードのときは、ホテルに求めるサービスが異なってくる。例えば部屋が間接照明だけだったりすると、通常の旅行なら「雰囲気がいい部屋だな」と感じるところを、出張時は「ノートPCの画面が見づらい」と不満に思ってしまう。また、朝食が豪華なバイキングで、作りたての卵料理や焼きたてのパンが食べられたりする場合、旅行のときは「やっぱりいいホテルは違うなぁ。時間をかけていろいろ食べてみたい」と思うのだが、これが出張時だと「時間がないからコーヒーだけでいいや」となりがち。喫茶店のモーニングセットのほうがむしろ気楽なくらいだ。ホテルの朝食に望むことがあるとすれば「仕事が終わったら直帰だろう。せめてこの土地の料理をちょっとくらい食べてみたかったな」といったことだろうか。
仕事で泊まるホテルに求めるのはなんといっても機能性。必要な機能さえそろっていれば、安いホテルで十分だ――そう考えていた記者だが、今回の香港出張で泊まったホテルではその意識を覆される体験をした。「次に仕事で香港に来ることがあったら、またぜひここに泊まりたい」と思ったのだ。(続きは「まとめ読み!誠 PDF」で)
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