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» 2011年09月28日 16時11分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:昨日の大幅高の反動や配当落ちもあって上値も限定的 (2/2)

[清水洋介,Business Media 誠]
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明日の相場雑感

 前日に続いて欧州での金融不安が薄れたことから米国株が大幅高となり日本市場も買い先行となりました。ただ、昨日の引け際に大きく上昇していたことや配当落ちということもあり上値の重い展開となりました。後場に入ると手仕舞い売りや配当取り後の利益確定売りに押されるものもみられ、軟調となる場面もあり冴えない展開となりました。最後まで昨日の終値付近での動き、つまり配当分だけ戻した水準での動きとなり、結局小幅高となりました。

 株式市場は相変らず寄り付いたあとは方向感に乏しい展開が続いていますが、儲けることがなかなか難しい感じです。これまでの「投資尺度」から見れば明らかに割安とみられるものでもさらに売られてみたり、そうかと思えば突然思い出したように買い直されてみたり、目先の需給に振られることが多く、方向感や相場観もあまり役に立たない感じです。

 何度もこのコラムでも取り上げていますが、「株式投資」をする際に何を見て、売り買いしているのでしょう?例えば証券会社のアナリストが書いたレポートなども参考にすることが多いといわれ、確かにレポートを書いているアナリストは会社の業態や成長性、ビジネスモデルなどの有意性などを考えて書いているのでしょうが、果たして、そのレポートを手にした人たちはその会社の株をじっくりと買い込むというために使っているのでしょうか?

 実際には「投資判断」や「目標株価」などをみるだけであり、しかも投資判断や目標株価を変更したのか否かばかりを気にしているような気がします。本来であれば、その会社の投資判断も目標株価も1年先あるいはもっと先をみなければならないはずなのですが、実際には先の先の利益水準をみながら目先の売買をしているというような印象です。確かに目先の売り買いでしか儲からないということもあるのですが、どこかで本来の「投資」ということも考えるべきなのだと思います。

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券、リテラ・クレア証券で相場情報などに携わってきた。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。
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