残業時間が最も多いのは、どこの国の人だろうか。世界80カ国の人に、1日11時間以上働いていますかと聞いたところ「働いている」と答えたのは「ブラジル」(17%)が最も多いことが、リージャスの調査で分かった。次いで「日本」「フランス」「南アフリカ」(いずれも14%)が並び、「ドイツ」(13%)、「米国」(11%)と続いた。
「1日11時間以上働いている」と答えた人を男女別でみると、男女の割合は日本のみほぼ同じ水準だった。他国では男性が長時間働いているケースが多く、例えばブラジルでは男性20.4%に対し、女性は3.8%と差が開いた。またオランダでは男性12.0%、女性0.0%、カナダでも男性9.4%、女性0.0%。オランダまたはカナダで、長時間働く女性はほとんどいないようだ。
また日本人の特徴として、仕事を家に持ち帰らない傾向がうかがえた。「家に仕事を持ち帰らない」と答えた日本人は34%と、他国と比較して多い。「他国では比較的家で仕事をすることが一般化されつつあるが、日本では社内に残って仕事を仕上げるビジネスパーソンが多いようだ」(リージャス)
一方、「週に3日以上、家に仕事を持ち帰る」と答えたのは「南フランス」(58%)、「米国」(56%)、「カナダ」(50%)が上位に並んだ。
世界80カ国のビジネスパーソン1万2000人が回答した。調査時期は8月。
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