誠Biz.ID編集長の鷹木創です。今年はもちろん東日本大震災が大きな出来事としてあったのですが、文具界でも大きな動きがあったので、そちらも含めて2011年のトレンドを5つ選んでみました。
今年を振り返る上で、避けられないのはやっぱり東日本大震災。誠 Biz.IDでも節電の話が盛り上がりました。また、放射線量を測定するガイガーカウンターも注目を集めました。これまでは「ガイガーカウンターって何?」という人がほとんどだったと思いますが、実はさまざまな種類があり、計測の方法もいくつかあったりします。
例えばシネックスの放射線計測器「RDTX」はiPhoneにつないで使える珍しいタイプ。ガイガー管すら搭載していなので厳密に言うとガイガーカウンターではないのですが、計測誤差は5%以内。スマートフォン連係は今年のトレンドの1つなので、こういう計測器を使ってみるのもいいかもしれませんね。
スマートフォンと文房具。この距離がググッと縮まったのも今年の特徴です。年明け早々に発表のあったキングジムの「SHOT NOTE」。書いた内容をiPhoneで撮影すると簡単にデジタル化できるというものです。記事も製品も大人気。記事は1000以上のツイートを集めましたし、製品自体も40万部以上販売したそうです。
秋にはさらに高機能なOCRを搭載した「KYBER SmartNote」も登場。このKYBERのOCR機能は強力で、人の目を介して行われるため「OCRできないケースは0.1%ほど」(提供元のオーリッド)だといいます。ぺんてるのデジタルペン「airpenPocket」とも連係するなど、対応機器が増える兆しも。スマートフォンやWebサービスと連係した文具たち、来年ももかなり期待ですね。
最後はソーシャルサービスとビジネスツールのトレンドです。今年はFacebookがだいぶ普及した印象。筆者の周りでも「Facebookってどうやるの?」なんていう質問がかなりありました。ソーシャルなつながりで情報収集も情報発信もスマートに、という流れを実感しました。
一方、量が減った/減るかもしれないと感じているのがメール。契約などのガチガチのビジネスメールはそのままだとしても、コミュニケーションや情報共有的な内容はだいぶソーシャルツールに移行したイメージです。国内でもサイボウズなどが力を入れていて「サイボウズLive」やスマホ向けの「サイボウズ KUNAI」などのサービスを相次いで投入しました。特集「脱ガンジガラメの働き方」も実施しましたが、ワークスタイルの変革はこんなところから起こるのかもしれませんね。
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