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» 2011年12月20日 08時03分 公開

今の大学生、ものすごいことを起こすかもしれない津田大介×鈴木謙介、3.11後のメディアと若者(5)(3/3 ページ)

[土肥義則,Business Media 誠]
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津田:そうです。大学時代の暇なときに、ビル・ゲイツはPCを習得し、そしてプログラムを書いた。孫さんは自動翻訳機を作って、シャープに売った。その翻訳機でもうけたお金を資本にして、起業した。そういう人たちが会社を起こし、イノベーションを起こしてきました。

 そして今を考えると、ソーシャルメディアがある。2010年1月、Twitter人口は300万人でしたが、今は2000万弱ほどいる。このケタが変わったことはものすごいこと。日本のインターネット人口は9500万人ですが、9500万人の中には携帯電話を使ってメールしかしない人も含まれている。PCを使って検索して、情報を手にしている人は4000万〜5000万人。

 PCを使ってインターネットをする人は4000万〜5000万人しかいない中で、Twitterの2000万人弱というのは2〜3人に1人が利用していることになる。つまり日本人の2〜3人に1人は、ソーシャルメディアを当たり前のように使っている時代。こうした変化が起きているときに、自分のアイデア次第で好きな人にも会えるし、安いコストで運動を起こすことができたりする。

 そうした時代に、今、大学生活を送っている学生たち。僕は、彼らがものすごいことを起こすのではないか、と見ているんですよ。

 (続く

プロフィール

津田大介(つだ・だいすけ)

ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。1973年生まれ。東京都出身。早稲田大学社会科学部卒。早稲田大学大学院政治学研究科ジャーナリズムコース非常勤講師。一般社団法人インターネットユーザー協会代表理事。J-WAVE『JAM THE WORLD』火曜日ナビゲーター。IT・ネットサービスやネットカルチャー、ネットジャーナリズム、著作権問題、コンテンツビジネス論などを専門分野に執筆活動を行う。ネットニュースメディア「ナタリー」の設立・運営にも携わる。主な著書に『Twitter社会論』(洋泉社)、『未来型サバイバル音楽論』(中央公論新社)など。

鈴木謙介(すずき・けんすけ)

1976年福岡県生まれ。関西学院大学 社会学部 准教授。専攻は理論社会学。情報化社会の最新の事例研究と、政治哲学を中心とした理論研究を架橋させながら独自の社会理論を展開。著者『カーニヴァル化する社会』(講談社)以降は、若者たちの実存や感覚をベースにした議論を提起しており、若年層の圧倒的な支持を集めている。著者は『サブカル・ニッポンの新自由主義』(筑摩書房)ほか多数。現在、TV・ラジオ・雑誌などを中心に幅広いメディアで活躍中。最新刊に『SQ “かかわり”の知能指数』がある。


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