イマドキ中学生の69.4%は、10年後の将来に不安を感じる(1/2 ページ)

» 2012年01月13日 15時18分 公開
[Business Media 誠]

 イマドキの中学生は、自分の将来をどのように考えているのだろうか。10年後の将来について聞いたところ「不安を感じている(とてもを含む)」(69.4%)のは7割近くいることが、ソニー生命保険の調査で分かった。「昨今の政治、経済、社会の様相を反映してか、多くの中学生が不安を覚えているようだ」(ソニー生命保険)

10年後の将来について(出典:ソニー生命保険)

 「不安」と答えた学生に、どんなことを不安に感じていますかと尋ねると「ちゃんと仕事があるかどうか」(中1・女子)、「就職できているか」(中3・男子)、「正社員になれるかどうか」(中2・男子)など仕事に関する不安が目立った。このほか「年金を含めた社会保障制度の崩壊」(中1・女子)、「少子化により負担が重くなる」(中3・男子)、「原発問題が心配。日本に希望が持てない」(中1・女子)といった意見もあった。

中学生から見た大人

 中学生は、周囲の大人をどのように見ているのだろうか。「大変そう」(93.0%)、「疲れている」(85.0%)、「楽しくなさそう」(66.0%)、「厳しい」(79.0%)、「暗い」(50.7%)などネガティブなイメージをもっている人が多かったが、その一方で「尊敬できる」(67.4%)と感じている人は7割近くいた。

中学生からみた大人(クリックして拡大、出典:ソニー生命保険)

 ネガティブな印象をもちながらも尊敬している大人に自分がなったとき、中学生たちは何をやりたいと思っているのだろうか。「仕事をする」(79.3%)と答えた人が最も多く、次いで「貯金をする」(66.0%)、「結婚」(62.3%)、「クルマを買う」(60.3%)と続いた。

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