話は少しそれますが、ある銀行の支店長がこんなことを言っていました。
「ドイさん、職場恋愛が少なくなったのはいつごろかご存じですか?」
「うーん……」と答えを探していると、支店長は
「女性がお茶くみをしなくなってからですよ。それからは支店内でカップルが生まれるどころか、やれ『セクハラだ』とか言い出して、人間関係がぎくしゃくし始めましたね」
営業をしている男性が、疲れ果てて支店に戻ってくる。そうしたときに職場の女性から「はい、どーぞ」とお茶を差し出されると、男性はうれしいもの。つまり「一杯のお茶」から、恋愛関係に発展するケースが多かったようです。
もちろん恋愛に発展しなくても、「あの娘は優しいなあ」「気がきくなあ」と男性陣が思えば、職場の雰囲気はよくなることでしょう。
ではタバコの場合はどうでしょうか。喫煙所で恋人ができるかどうか分かりませんが、「○○部長にはまいったよ」「あ、お前もか? 実はオレもこんなことがあって……」と意気投合したりすることもあるはず。そうした小さな意見の一致を積み重ねていけば、いずれ大きな人間関係を築くこともできるでしょう。
しかしスモーカーの数は右肩下がり。職場では“タバコ離れ”に歯止めがかかりません。社内でのスモーカーが減り続ければ、ひょっとしたら人間関係が“ぎくしゃく”し始めるかもしれません。まるで「女性がお茶くみをやめたとき」のように。
※この記事は、誠ブログ「タバコ離れで、人間関係が“ぎくしゃく”する?」より転載しています。
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