夏野 ですからもしあなたがもしエンジニアなら、「技術に使われる」エンジニアだけにはなってほしくないと思います。
例えば、米国人を口説きたかったら英語を学ぶのは当たり前でしょ? でも、もしその後で素敵なフランス人に出会ったらフランス語を学べば良い。「もう英語を学んじゃってるから、フランス人は口説けない」って嘆くのは絶対におかしいって思いませんか?
それだと「口説く」という目的と、手段でありツールであるはずの「言葉」が逆転してしまっている。若い作り手の人には、そうやって手段と目的を取り違えることなく、自分が勉強して身に付けた技術で「何がしたいのか」よく考えてほしいです。
これだけインターネットが生活に浸透した今、人は多様的なのが当たり前になってきています。そんな世の中で、文系か理系かとか、技術畑かビジネス畑かだとか、既存の価値観で物事をカテゴライズする意味がなくなってきています。将来的には、国境や国籍、過去のバックグラウンドなども、人を見る上でさほど重要な問題ではなくなるはずです。
そんな時代に唯一問われるものがあるとすれば、それは個人の「情熱」です。インターネットという強力な武器を得た今、これからどんどん自分に忠実に生きやすい時代になっていくでしょうし、またそうしていかなければいけないと思っています。
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