非モテ男、電源ガールとプリウスPHVを充電する【最終回】：プリウスPHVでモテる？（2/7 ページ）

[吉岡綾乃，Business Media 誠]

　しかし「現在地周辺」と書かれたボタンを押してみるも、無情にも何も出てこない。「なさそうね……じゃあルート周辺で探してみようか」カーナビの目的地をホリウチくんの家に設定し、再度充電ステーションを検索すると、今度はルート上にそれらしきマークが表示された。

お台場からホリウチ家まで、ルート上に3カ所

　「充電マーク、3つしかないよ」と電源ガールは不機嫌そうだ。「しかも、一番近いところでもけっこうここから遠い。3キロじゃ絶対着かないと思う」機嫌の悪い電源ガールに対し、ホリウチくんは納得がいっていない顔だ。「おっかしいなあ……東京にこれしか充電施設がないはずがないのに。官庁とかガソリンスタンドとかコインパーキングとか、いろんなところから『充電設備が増えました』ってプレスリリースが頻繁に届くのに、そんなわけが……」

　実は、ECO誠というページを担当しているホリウチくん。記事を書くために、日々、環境関連のプレスリリースには目を通しているのだ。Galaxy Tabを取り出してブラウザを起動すると、東京都の充電スタンドマップ（参照リンク）を探し出し、電源ガールに見せた。

東京都環境局が公開している、都内の充電スタンドマップ。マップで見るとたくさん充電スポットがあるはずなのだが……

　「ほら、この地図見て。東京にはこんなにびっしり充電施設があるんだよ。ここから近いところだと……あ、コインパーキングで電気自動車の充電ができるところがある。ここに行ってみようよ」

　「ふぅん、でもG-BOOKにはここ、載ってないね」「G-BOOKで表示できる充電スポットは一部なんじゃない？　ここならギリギリ3キロで行けるんじゃないかなぁ」

　「本当に大丈夫？　充電できるなら、G-BOOKに出てこないはずないと思うんだけど」電源ガールはホリウチくんよりもG-BOOKのほうを信用しているようだ。さて……。

ご機嫌ナナメ＆ホリウチくんよりもG-BOOKを信用しているらしき電源ガール……大丈夫か？