ビジネスパーソンに共通する、「10のステージ」とは何か部下育成の教科書(2/3 ページ)

» 2012年04月18日 07時59分 公開
[Business Media 誠]

ビジネスパーソンには、10のステージ(段階)がある

 ではさっそく、「ビジネスパーソンの10のステージ」を見てみましょう。

 あなたの部下である一般社員層のメンバーには、次の4つの段階があると言えます。段階が上がるにつれて、担う役割も広がっていきます。

一般社員層:4つのステージ(段階)

(1)スターター(Starter/社会人):

ビジネスの基本を身につけ、組織の一員となる段階

(2)プレイヤー(Player/ひとり立ち):

任された仕事を一つひとつやりきりながら、力を高める段階

(3)メインプレイヤー(Main Player/一人前):

創意工夫を凝らしながら、自らの目標を達成する段階

(4)リーディングプレイヤー(Leading Player/主力):

組織業績と周囲のメンバーを牽引する段階

 今日の多くの日本企業では、管理職層(マネジメント層)と言っても、直属の部下を持ち組織の成果を上げる役割を負うマネジャーと、直属の部下は持たずに高い専門性を発揮し成果を上げる役割を負うスペシャリストがいます。あなた自身にも当てはまる「部下を持つ管理職層」には、次の4つの段階があります。

マネジャーとして部下を持つ管理職層:4つのステージ(段階)

(1)マネジャー(Manager/マネジメント):

個人と集団に働きかけて、組織業績を達成しながら変革を推進していく段階

(2)ダイレクター(Director/変革主導):

対立や葛藤を乗り越えながら、変革・改革を起こし、組織の持続的成長を実現する段階

(3)ビジネスオフィサー(Business Officer/事業変革):

戦略的な資源配分を通じて、自ら描いた事業構想を実現する段階

(4)コーポレートオフィサー(Corporate Officer/企業変革):

社会における自社の存在意義を絶えず問い直し、自社の針路を決める段階

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