会社を休まずに、“ちょい優雅”に旅をする方法これからのことがよく分かるコラム(3/4 ページ)

» 2012年04月25日 08時01分 公開
[加藤史子,Business Media 誠]

一般的なパターンを変えてみては

 1泊以上の国内旅行をするには、最低でも2日以上の連休が必要と思っている人は多いでしょう。下の図を見ていただけますでしょうか。紫色の部分は「土曜日の朝に自宅を出発し、午後3時に宿泊先にチェックイン。夕食・お風呂・就寝のあと、日曜日の朝10時にチェックアウト」という一般的なパターンです。

 しかし、このパターンを変えてみてはいかがでしょうか。少し時間をずらし金曜日(平日)の就業後に出発すれば、土曜日(休日)のうちに帰宅することが可能に。土曜日しか休めないという人でも、旅先で1泊することができます。また土日が休みの人であれば、日曜日も休みなので旅の疲れを癒やすこともできるでしょう。もし旅先が気に入れば連泊することもできるので、「2泊3日旅行」を楽しむことができます。

時間をずらして、金曜日に出発

 金曜日(平日)の夜。都心部から地方へ向かう道路は空いています。土曜日の朝に箱根へ向かうと、渋滞に巻き込まれるケースが多いのですが、平日の夜であれば比較的スイスイ行けるでしょう。都内から箱根・宮ノ下温泉まで1時間ちょっとで到着することも可能です。

 帰路は土曜日の夜なので、都市部に戻るクルマも少ない。これが日曜日の午後であれば、渋滞することもしばしば。金曜日の夜に出発すれば、移動のストレスをあまり感じることなく旅を楽しめることができるでしょう。

 宿泊施設も金曜日(平日)の価格は、土曜日の価格に比べて割安なので、お財布にも優しいですよね。

 有給休暇を取得するのは上司に言い出しにくかったり、働いている同僚に対して申し訳ない気持ちになりますが、金曜日に定時退社をするのは、さほど罪悪感もないのでは。早めの飲み会があるので……といった感じでオフィスをあとにすることもできるでしょう。

 これは個人的な意見なのですが、金曜日の夜に都心から離れれば、なんともいえない解放感を覚えるのです。オフィスから離れていくことで、日常の忙しさが遠ざかっていく。特に鉄道での移動となれば、金曜日の夜はスーツ姿のビジネスパーソンで列車内はあふれています。そんな中で私服姿で旅行に行けば、“優越感”のようなものを味わえることができるのです。

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