夢は西欧トップ5の留学支援企業、ベルリンで起業した日本人世界一周サムライバックパッカープロジェクト(1/4 ページ)

» 2012年06月05日 08時00分 公開
[太田英基,世界一周サムライバックパッカープロジェクト]
世界一周サムライバックパッカープロジェクト

太田英基(おおた・ひでき)

世界一周中のバックパッカー。4月4日現在、インドネシア滞在中。1年半で40カ国以上の訪問を予定。若者の外向き志向の底上げのため、海外で働く日本人を訪問したり、旅の中で気付いたことや発見したことをWeb中心に情報発信しながら旅をしている(サムライバックパッカープロジェクト)。学生時代に広告サービス「タダコピ」を立ち上げた元起業家でもあり、根っからの企画屋。Twitterアカウント「@mohideki」では旅の様子をリアルタイムに発信している。

 →目指せ世界一周!「サムライバックパッカープロジェクト」とは?


 僕がこれまで旅をしてきた中でも大好きな街の1つ、スペインのバルセロナ。サッカー好きな人はもちろん、旅行好きな人にとってもその名は特別なものでしょう。ここには海も、山も、きれいな街並みも、そして陽気な人々もすべてがあります。建築家アントニ・ガウディのサグラダ・ファミリア教会は今もなお建築中です。

 そんなバルセロナで「Timpany」という会社を立ち上げ、主に欧州人を対象とした留学支援ビジネスに取り組んでいる森本真由美さんにお会いしました。

森本さんの会社のみなさん。森本さんは写真下段中央

ベルリンで起業し、バルセロナへ

――自己紹介と、これまでの歩みについて教えてください。

森本 1975年生まれで大学卒業後、東京で3年間働きました。2001年にワーキングホリデービザでカナダのモントリオールで就職、移住を決意し、カナダ永住権を申請。2002年に、職場で知り合った同僚(現パートナー)とともにドイツへ渡航、起業準備を開始し、2003年にベルリンでAd Worldwide GbR を設立。2005年にバルセロナへ移った後、新会社Language School Worldwide S.L.を設立し、2011年に社名をTimpany Language Courses S.L..へと変更しました。

――現在の会社の事業内容について大まかに教えてください。

森本 オンラインによる留学カウンセリング、語学学校の無料紹介、入学手続きサポートを6カ国語(スペイン語、英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、日本語)で行っています。

――森本さんの社内での役割・仕事内容を可能な範囲で教えてください。

森本 1つ目は学校開拓。定期的に行われるフェアを通じて、さまざまな語学学校のオーナーや代表の方をインタビューした後、優良と判断した学校を実際に訪問し、査定をクリアした語学学校とのパートナー契約を行います。今まではこれらを基本的に自分自身で行っていましたが、昨年から少しずつ、業務の一部を弊社のセールスマネージャーへ委任し始めているところです。

 2つ目はサイト構築。弊社のWebサイトはデザイナーやプログラマー、翻訳者など、さまざまな人たちとともにチームで運営していますが、私もその1人です。サイトの基本構築(ワイヤーフレーム)がしっかりしているか、ユーザーが見やすいサイトになっているか、Webサイトで出している情報が正確か、などのチェックをしています。

 3つ目が経営管理。これが1日の中で特に時間とエネルギーを費やしている分野です。KPI管理、各マネージャーとのミーティング、各スタッフのモチベーションやパフォーマンスを直接&間接的にフォロー、そのほか諸々の経営業務を行っています。

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