この手の問題はホンネと建前は別ですよ、と我が身をもって世間に伝えたというのならば見上げたジャーナリズム魂だが、たぶんそうではないところがこの問題の深刻さだろう。
「暴力団と付き合ってはいけません」「脅迫に屈してはいけません」――。
すべて正論だが、そのとおりに実践することがすべてではない。北九州市でヤクザに対して毅然な態度でのぞんだ会社役員が、自宅前で射殺されたなんてのはその最たる例だ。
脅迫だとか被害者が声をあげにくい犯罪は、まずこういう「建前」をやめないことにはなんの解決もできない。
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「ピンクスライム」は問題にならないのか 食品業界の裏側に迫るCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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