転職を考え始める年齢は? 職種によって違い(1/2 ページ)

» 2012年07月17日 08時00分 公開
[Business Media 誠]

 「新入社員の3割が、3年以内に辞める」とも言われているが、ビジネスパーソンが転職を考え始めるのは何歳ごろなのだろうか。

転職支援サービス「DODA」に登録している約5万人のデータをもとに調査したところ、転職希望者は「25歳」「26歳」(いずれも11.3%)が最も多く、次いで「24歳」(10.5%)。年代別に見ると、20代が68.4%、30代が22.9%、40代以上が8.6%と、転職希望者の約7割が20代という結果に。

転職を考え始める年齢(出典:DODA)

 また男女別でみると、最も割合が多い年齢は女性が「24歳」「25歳」であるのに対し、男性は「26歳」。20代が占める割合も、女性は85.3%であるのに対し男性は60.4%と、女性の方が早い段階で転職を考える傾向が見られた。「女性が出産や育児などのライフイベントによりキャリアが中断される可能性を視野に入れ、早い段階で自身のキャリアを見つめ直す人が多いためと考えられる。また、女性は30代以上の正社員割合が減少するため、必然的に20代の割合が多くなっているとも言える」(DODA)

転職を考え始める年齢(職種別)

 職種によって転職を考え始める年齢に違いがあるのだろうか。職種別にみると「販売・サービス系」と「事務アシスタント系」は1位が「24歳」で、他の職種に比べ早い段階で転職を考えるのに対し、「モノづくり系エンジニア」の1位は「28歳」と遅い傾向が見られた。

 また、全体の傾向として「モノづくり系エンジニア」「IT系エンジニア」「メディカル系技術職」など技術系職種は、27〜29歳(社会人5〜7年)の割合が多い一方、「販売/サービス系」「事務アシスタント系」「営業系」など非技術系職種は、23〜25歳(社会人2〜4年)の割合が多いことが明らかに。

転職を考え始める年齢(職種別、出典:DODA)
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