しばしば、改革を起こせるのは「よそ者、バカ者、若者」だけだと言います。
こうした人々は、そもそも常識を知らないか、または、あえて常識にこだわらず、「異化」の視点、つまりまるでなにも知らないかのようにものごとを見て、「なぜこうなってるんだろう?」と疑問を持つ。そして、常識を打ち破る「斬新な発想」を得ることができる人たちなのでしょう。
社会調査を行う意義は、既知の事実や考え方を「異化」の視点、つまり「知らなかったこと」として改めて把握することを通じ、私たちの認識や理解を豊かにすることにあります。
この考え方をマーケティングリサーチや、新しいビジネスアイデアの発想に当てはめるなら、「異化」の視点で、消費者行動なり、自社のビジネスを見直してみることが、新しいインサイト(洞察)やビジネスのヒントを得るのに有効だと言えるのではないでしょうか?(松尾順)
商品は“夢”を与えなければならない
“信じたい心”と“懐疑の精神”――生き残りに有利な戦略とは
感情と理性、どちらに訴えれば消費者に響く?Copyright (c) INSIGHT NOW! All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング