経費の次は売り上げの記帳だ。まずは単純に月末に請求書を出して、翌月末に口座に振り込まれた場合を記帳してみよう。
実際の取引では請求した金額が振り込まれないケースがある。1つは振込手数料が差し引かれて振り込まれるケース。もう1つは業種にもよるが、個人事業主の場合は、源泉徴収された金額が振り込まれるケースがある。例えば10万円の原稿料を請求した場合、振込手数料として315円、源泉徴収として1万円が差し引かれると8万9685円が振り込まれることになる。
税金関係の書籍を読んだり、インターネットで調べたりすると、回収の入力を振替伝票で行う複合仕訳なるテクニックがあることが分かる。最終的にスマートに記帳されるが、内容的には同じなので筆者はどちらでもいいと思っている。
ちなみに、筆者は勘定科目の事業主貸と同じところに源泉徴収という科目を作成している。プルダウンで選択すれば摘要欄にいちいち文字入力する手間が省けるし、決算時に漏れの確認をする際にも便利だと思っている。
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