最低3年は勤めたいですか? 新社会人の希望する働き方を調査

» 2013年03月15日 12時28分 公開
[Business Media 誠]

 入社後3年以内の離職率が高いことが問題視されているが、就職活動をした学生は自身の働き方についてどのように考えているのだろうか。2013年春に就職を予定している大学生(※)に聞いたところ「最低3年は勤めようと思う」と答えたのは96.0%に達していることが、ライフネット生命保険の調査で分かった。

※大学生のほかに、短大、大学院を3年以内に卒業している未就業者を含む。

 また「定年まで1社で働きたい」としたのは71.8%。せっかく苦労して入った会社なので、できるだけ長く続けたいと考えている学生が多いようだが、「1社で働くことを希望するが、できるか不安」(39.5%)といった声も目立った。

 「出世」についても聞いたところ「希望するが、できるか不安」と答えた人が44.3%。出世意向は持っているものの、実現できるか不安を抱いている人が多いようだ。海外勤務については「機会があれば海外で働きたい」が28.6%、「働きたくない」が71.4%という結果に。

働き方について学生の意識(出典:ライフネット生命保険)

就職活動は没個性で質より量

 就職活動で個性を出すことについてどのように考えているのだろうか。「個性を出すと不利になる」と答えた人は29.8%、「不利になるとは思わない」が62.0%。また「就職活動は質よりも量が大事だ」と答えたのは36.9%。「『就職活動は没個性で質より量』と感じている学生が一定程度いるようだ」(ライフネット生命保険)。

就職活動に対する学生の意識(出典:ライフネット生命保険)

 インターネットによる調査で、2013年に就職を予定している学生650人が回答した。調査期間は2012年10月26日から11月15日まで。

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