リクルートの調査によると、高校生の約7割が「グローバル化は自分に関係がある」と回答しています。またリクルートの高校生向け進学情報サイト『リクナビ進学』でも、「国際関係学」「国際文化学」「語学(外国語)」などの学問情報ページのページビューが2010〜2011年の1年間で13%も増加しました。
しかしその一方で、実際に将来「留学したい(できればを含む)」と回答した高校生は3割にとどまっています。留学を踏みとどまる理由として「費用が高いから」と答えた人が最も多く、次いで「英語(外国語)が苦手だから」「海外の治安に不安があるから」。特に女子では「1人で生活するのが不安だから」という理由も治安と同じくらい大きなハードルとなっているようです。イマドキの若者は内向き志向で……などという声が聞こえてきそうですが、本人たちにとっては深刻な問題です。
実際、2月に文部科学省がまとめたデータによると、2010年に海外留学した日本人は5万8060人。ピークだった2004年の8万2945人から6年連続で減少し、約3割少ない水準となっています。
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