会社を辞めようかな、と考える時期――入社3年以内に転職した人、そうでない人で違い(1/2 ページ)

» 2013年03月21日 13時00分 公開
[Business Media 誠]

 入社3年以内に転職した人は、いつごろから転職のことを考えていたのだろうか。リクルートマネジメントソリューションズの調査によると「入社半年未満」は46.0%、「入社1年未満」では73.3%であることが分かった。「一般的に入社半年までは導入期間と言われている。社会人としての心構えを身につける導入教育や本人に適応感のある配属など、半年または1年目に起こりうるイベントに対し、会社としては知恵を絞る必要があるだろう」(リクルートマネジメントソリューションズ)

入社3年以内に転職した人に聞く、転職を考え始めたのはいつ? (出典:リクルートマネジメントソリューションズ)

 一方、転職をしていない人で「入社3年以内に転職を考えたことがある」と答えたのは48.0%。また、いつごろから転職を考え始めたのかを聞いたところ「入社1年〜2年未満」が25.0%、「入社2年〜3年未満」が47.2%。入社3年以内に転職した人の73.3%は、入社1年目に転職を考え始めたの対し、転職をしたことがない人の72.2%は、入社1年〜3年で考え始めるという差が見られた。

転職をしたことがない人に聞く、入社3年以内に転職を考えたことがありますか? (出典:リクルートマネジメントソリューションズ)

 入社3年以内に転職した人に、何があれば転職をとどまりましたかを聞いたところ「仕事・業務内容が変われば(同じ部署・職場で)」(44人)を挙げた人が最も多かった。次いで「何があっても転職の決意はゆるがなかった」(42人)、「上司が変われば」(32人)、「部署・職場が変われば」(30人)という結果に。

 転職をしていない人に、転職をとどまった理由を聞いたところ「もっと就職したい会社や業界がなかったから」(26人)がトップ。以下「会社の執務環境(立地など)や制度(賃金、休日など)がよかった」(23人)、「そもそも会社や仕事にこだわりがなかったから」(14人)と続いた。

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