本連載は、日本人の英語を知りつくしたベストセラー英語教師、デイビッド・セインさん執筆の書籍『出社してから帰るまで ネイティブに伝わるビジネス英語700』『30秒英語プレゼン術 エレベーター・スピーチでビジネス英語のレベルが一気に上がる!』『打ち合わせから出張まで ネイティブに伝わるビジネス英語 ワンランクアップ編』(アスコム刊)から一部抜粋しています。
――あなたは残念な英語になっていませんか? ビジネス英語では、日常英会話よりもさらに、伝えたいことが正確に、はっきりと伝わることが大切です。
でないと、思わぬ誤解から、仕事が失敗に終わったり大きな損失を出してしまったり、相手を怒らせてしまう可能性があるのです!
しかし、実際のビジネスシーンでは「使ってはいけない表現」を使ったり、「誤解されやすい表現」を使ったり………。残念なビジネス英語が飛び交っています。そして、そのことに気付いていないのは話している本人だけだったりします。
書籍では、使ってはいけない表現と、ネイティブに「ちゃんと伝わる」表現を紹介しています。
日本人の英語を知りつくしたベストセラー英語教師、デイビッド・セインさんによる連載「ネイティブに伝わるビジネス英語」。エレベーターに乗っている短時間で相手の心をつかめる英語表現の文例を紹介していきます。
→連載「ネイティブに伝わるビジネス英語」バックナンバーはこちら
追加注文時の対応の件です。
他の注文と同時に対応できません。
アドバイスをいただけますか。
(1)「追加注文の扱い方について質問があります」と具体的な方が、的確にアドバイスができます。
(3)問題を説明しただけでアドバイスを求める形の依頼は、外国人上司からは「主体性がなくやや無責任」に見えることがあります。「それはうまくいくと思いますか? それとも別のご提案がありますか?」のような聞き方をすれば、責任感を持って問題解決にあたっている姿勢がアピールできます。
課長に同行いただきたいお客様がいます。
課長が得意とする流通業界のお客様です。
スケジュール調整をお願いします。
(1)自分が同行してほしいというよりも「課長に会いたがっているお客様がいます」と頼むのもひとつの手です。上司としては動かざるをえなくなります。
(2)「課長の得意分野だという流通業界の方です」とひと押しできれば、同行してくれるはずです。your areaはyour area of specialty「専門分野」の意味。
(3)「スケジュール調整をお願いします」は曖昧すぎて英語にはなりにくい言い回しです。「向こうの副社長の都合のよい時間をeメールでお知らせします」のように、相手の都合を上司に伝えるようにすればよいでしょう。
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