夢の買い過ぎにご用心! 宝くじの還元率と当選率を考える(1/2 ページ)

» 2013年07月09日 08時00分 公開
[犬山忠宏,マネーの達人]
マネーの達人

著者プロフィール:

犬山忠宏 犬山忠宏税理士事務所/FPオフィスp.1 代表

神奈川県出身 昭和34年生まれ。明治大学経営学部卒業後、製造業の企業に経理職を中心に30年勤務。

2012年に早期退職し、税理士、ファイナンシャル・プランナーとして独立開業。「お金と税金について知ること」をお手伝いして皆さんの人生を少しでも豊かにすることを目標に活動しています。

保有資格:税理士、CFP認定者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、宅地建物取引主任者、マンション管理士


宝くじの買い過ぎには注意

 宝くじの1等賞金3億円、前後賞を合わせれば5億円と聞けば誰しもが「もし、当たったら……」と夢を膨らませてしまいます。年に数回の趣味としてお小遣いの範囲で夢を買うぶんには、たとえはずれたとしても抽せん日までの楽しみ代ということで問題ないと思います。

 一方、ほぼ毎週発売されるたびに宝くじを購入している人もいますが、1カ月の購入額は毎月の貯蓄額と比べた場合、どのくらいの割合になっているでしょうか。もし、宝くじの購入額が1割を超えていたら、少し注意が必要かもしれません。

 知らず知らずのうちに当せん金を当てにしてはいないでしょうか? 「宝くじの購入費用は当せんするために必要な投資。だから無駄遣いではない」と思っていたら少し問題なのです。ここでもう1度、宝くじについて考えてみましょう。

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