連載
» 2013年07月17日 08時00分 公開

ビジネス英語の歩き方:日本人は気にしないAやTheが英語を支配する (4/5)

[河口鴻三,Business Media 誠]

theは「特定詞」、aは「不特定詞」

 日本の英語教育では、theは、1つしかないもの(例えば地球)、はっきり指定できるものを指すために使うという趣旨の説明がされます。もちろんそれは間違いではないのですが、実際の英語の中でtheの使い方のさまざまな場面に遭遇していると、ちょっと違う部分が多いことに気付かされます。

 非常に単純化してtheの機能を整理すると、話し手が聞き手に対して、対象をはっきり指定する、限定するために使うのです。I like apples.といえば「りんごが好きです」ということですが、I like the apples.といえば「その(複数の)りんごが好きです」ということで、好きなりんごがどのりんごか、はっきり相手に伝えていることになります。

 そのりんごが本の中で描かれたものでも、近くの木になっている、今さっき一緒に見てきたものでいいのですが、相手も認識している特定のりんごを意味しているわけです。いわれたほうがどのりんごかはっきりしない場合は、Which ones?と聞き返すことになります。

 そういう意味では、theは特定詞、aは不特定詞と言っていいかもしれません。冠詞というジャンルを設け、そこから不定冠詞、定冠詞と言い分けるのが日本での英語教育の主流でしょうが、むしろ特定詞、不特定詞と言い分けたほうが、クリアになっていいのではないでしょうか?

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