税制改正によって2015年から相続税も増税になったが、家族で財産相続についてどのくらい話し合っているのだろうか。財産相続の方法について検討したことがあるかどうかを聞いたところ「具体的に検討している」は、親世代で8.7%、子世代で7.0%と、親世代・子世代ともに1割未満であることが、旭化成ホームズの調査で分かった。
財産相続についての不安や心配事について聞いたところ「特に不安や心配事がない」と答えたのは親世代で64.6%だったのに対して、子世代では34.8%。財産相続についての不安は、親世代に比べて子世代のほうが圧倒的に大きいことが明らかになった。
今まで自分が住んでいた土地を、なるべく子供に住み続けてほしいと考えている人はどのくらいいるのだろうか。親世代の63.5%が、「自分が住んでいた土地に、子供が住み継いでいってほしい」と回答。また「相続対策になるのであれば、子供と一緒に住みたい」と答えたのは45.9%。「住み慣れた家と土地に子供と一緒に住みたい人、もしくはなるべく形を変えずに、子世代に継承していきたいという親世代の意思がうかがえる」(旭化成ホームズ)
一方、子供世代で「今まで親が住んでいた土地に、なるべく自分や兄弟姉妹で住み継いでいきたい」と答えたのは65.3%。「相続対策になるのであれば、親と一緒に住みたい」は55.8%。親世代よりも親と同居することに対して積極的な姿勢がうかがえた。
インターネットによる調査で、65歳以上の親世代312人と30〜49歳の子世代328人が回答した。調査期間は7月5日から6日まで。
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