メガバンクが投資したくなる“おもしろい企業”とは? ポイントは2つ(1/3 ページ)

» 2013年12月20日 08時00分 公開
[Business Media 誠]

 「銀行」と聞いてどんなイメージが浮かぶだろうか。今年はTBSドラマ『半沢直樹』が大ヒットしたので、堺雅人演じる銀行員を想像する人が多いかもしれない。

 説明するまでもないが、多くの銀行員は日々地道に仕事をこなしている。経営者の話を聞いて、ビジネスチャンスはないのか? 企業の成長を影から支援するのが、銀行の使命のひとつと言っていいだろう。

 ではメガバンク「三菱東京UFJ銀行」(BTMU)についてはどうだろうか。「日本を代表する銀行」「大企業を中心に融資する」などを想像する人が多いに違いない。実際、グローバル企業や業界のトップ企業を中心に取引しているが、最近これまでにはない動きが出てきた。

 成長などが見込まれる中小企業から事業プランを募集し、書類・ヒヤリングの審査を経て「これはいける!」と判断すれば、中長期的にサポートしていくという。このプロジェクトは「Rise Up Festa」というもので、最終的には10分野※から優秀な企業が選ばれる(各分野から1社)。

※10分野は、(1)資源・環境(2)エネルギー(3)先端医療・医薬品・医療機器(4)介護・保育・生活支援(5)先端技術・素材(6)情報通信・インターネット(7)農林水産業(8)ソーシャルビジネス(9)東日本大震災からの復興(10)新興国・地域(アフリカ・BRICs)。

 最優秀に選ばれた企業は、三菱UFJフィナンシャルグループからさまざまサポートが受けられる。例えば、ビジネスマッチング、経営支援、国際業務支援、ITによる効率化支援など。またコンサルティングサービスを受けられたり(BTMUから最大500万円を支援)、事業支援として最大100万円を手にすることができるのだ。

 これまで大企業を相手にしてきたBTMUは、なぜ中小企業に目を向けるようになったのだろうか。

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