「銀行」と聞いてどんなイメージが浮かぶだろうか。今年はTBSドラマ『半沢直樹』が大ヒットしたので、堺雅人演じる銀行員を想像する人が多いかもしれない。
説明するまでもないが、多くの銀行員は日々地道に仕事をこなしている。経営者の話を聞いて、ビジネスチャンスはないのか? 企業の成長を影から支援するのが、銀行の使命のひとつと言っていいだろう。
ではメガバンク「三菱東京UFJ銀行」(BTMU)についてはどうだろうか。「日本を代表する銀行」「大企業を中心に融資する」などを想像する人が多いに違いない。実際、グローバル企業や業界のトップ企業を中心に取引しているが、最近これまでにはない動きが出てきた。
成長などが見込まれる中小企業から事業プランを募集し、書類・ヒヤリングの審査を経て「これはいける!」と判断すれば、中長期的にサポートしていくという。このプロジェクトは「Rise Up Festa」というもので、最終的には10分野※から優秀な企業が選ばれる(各分野から1社)。
最優秀に選ばれた企業は、三菱UFJフィナンシャルグループからさまざまサポートが受けられる。例えば、ビジネスマッチング、経営支援、国際業務支援、ITによる効率化支援など。またコンサルティングサービスを受けられたり(BTMUから最大500万円を支援)、事業支援として最大100万円を手にすることができるのだ。
これまで大企業を相手にしてきたBTMUは、なぜ中小企業に目を向けるようになったのだろうか。
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