企業の採用担当者や社長がブログを書いているというケースは、イマドキ珍しくもなんともありません。ごく普通のことといってもいいでしょう。しかし「人を採用するためのブログ」という視点で考えると十分ではない、それどころかマイナスなブログのほうが多いのが実態です。
まずは、採用担当者のブログにおける『駄目なポイント』を列挙してみましょう。
実はこれ、採用担当者の書くブログにありがちな典型例です。1つ目は「ウチはこんなにフレンドリーだから」と表現をしたいのか、職場の一角でちょっとおどけた従業員たちの写真に、仲間という言葉が添えられがちです。2つ目は、自分の思いを熱く語ってしまって、企業が掲げているビジョンなのか、個人の野望を開陳しているのか、まるで分からなくなってしまいます。
採用担当者の多くは、自社の採用は知っていても、他社の採用に関してはそれほど詳しく理解しているわけではありません。そもそも人を採るという行為に対して、コレだ!という正解はないのです。だからこそ、都市伝説的なことが流布してしまうのですが(同時にこのコラムも正解ではないという自己矛盾も起きてしまうことを承知しています)。ご高説を垂れてしまいがちです。
さらにあと2つ、続けましょう。
採用担当者が行う情報発信の多くは、求人を想定して、その応募者に向けられています。当たり前のことですが、その前提を忘れてしまっている採用担当者も少なくない。自社の情報発信を網羅的に把握していて、それぞれの媒体特性を理解していれば、上記のようなことは起こりません。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PRアクセスランキング