進むクラウド化、デジタル化―最新会計ソフト活用で業務効率アップ

2014年からは青色申告もクラウドで!? 「マネーフォワード 確定申告」を使ってみた(2/3 ページ)

» 2014年02月06日 15時00分 公開
[宮田健Business Media 誠]

レシートを取り込むスマホアプリ「マネーフォワードforBiz」を試す

 日々の会計処理の中で、スマホでサッと済ませたい作業といえば、消耗品の購入や支払った経費の領収書をもらったときに発生する現金出納関連の処理だろう。この作業を支援するスマホアプリ「マネーフォワードforBiz」を試してみよう。

 このアプリでレシートを撮影すると、まず、認識した文字列や数値が表示される。マネーフォワード 確定申告・青色申告への取り込みは、明細レベルで登録する「品目名から取り込む」方法と、合計金額を登録する「店舗名から取り込む」方法が選択できる。

 さっそく手元にあったレシートを撮影してみた。店舗名でまとめて合計金額を登録する方法は、実務で使えるレベルの精度で取り込まれている。一方、明細レベルのほうはもうちょっとブラッシュアップが必要かもしれない。登録した後にアプリ内で明細の編集が可能なので、どうしても細かな記録が必要であれば修正すればいいだろう。

レシート取りこみ 試しに手元にあったレシートを撮影。明細レベルでは品目数も金額も異なっているためもう一歩だが、合計金額はきっちり認識。アプリ内でも修正が可能だが、もう少し認識精度が高いと便利だろう
レシート取りこみ タクシーの領収書は、金額だけでなく運賃であることもきっちり認識した
レシート取りこみ 英語のレシートを読み込んだ(われながらイジワルだなと思う)。それでも合計金額は読み取れていたので、アプリ内でメモを追記して登録すればいいだろう

 アプリから入力したレシート/領収書情報は、アプリ内で提示された勘定科目候補とともに、連携口座の入出金として登録される。再度、ここで摘要などを入力することで実際の仕訳として登録できる。

レシート取りこみ アプリから登録されたレシート/領収書情報はいったん未確定状態で入力されている。
レシート取りこみ 最終的にはWebブラウザ上で仕訳として登録する

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.