クラウド会計「マネーフォワード 確定申告」「同 法人会計」が正式リリース

確定申告をする個人を対象とした「マネーフォワード 確定申告」(基本料金無料)と、中小企業向けの「マネーフォワード For BUSINESS(法人会計)」(月額1800円)の提供を開始した。

» 2014年01月28日 10時00分 公開
[Business Media 誠]

 マネーフォワードは27日、クラウド型会計サービス「マネーフォワード 確定申告」と「マネーフォワード For BUSINESS(法人会計)」の提供を開始した。前者は個人の確定申告者向けで利用料金は無料、後者は中小企業向けで月額1800円(3ユーザーまで。追加1ユーザー当たり月額300円、45日間の無料期間あり)。推奨WebブラウザはInternet Explorer9以上/Google Chrome/Firefox/Safari。iPadでも利用可能だ。

マネードワード For BUSINESS トップ画面(出典:マネーフォワード)

 同サービスの特徴は、確定申告や会計・経理業務の多くの作業を自動化すること。1400以上の金融機関からの入出金データを取得したり、学習機能によって仕訳ルールを作成したりできる。また、取引登録(仕訳)データを基にしたキャッシュフロー計算書や決算・税務申告関連の各種レポートの作成にかかる工数も削減する。さらにICカード連携による交通費処理にも対応する。

マネードワード For BUSINESS キャッシュフローチャート(出典:マネーフォワード)

 これまでベータ版を公開していたが、正式版開始と同時に青色申告・白色申告用の申告書の作成機能やユーザー招待機能、「弥生」や「会計王」などで作成した仕訳データのCSV形式でのアップロードが可能になった。このほか、iPhoneのカメラで撮影した領収書やレシートのデータを自動的に読み込むアプリ「マネーフォワードforBIZ」も無料で提供する(Android版も提供予定)。

 無料で利用できる個人向けの「マネーフォワード 確定申告」の基本機能は、仕訳登録数が取引月ベースで月間15件まで、仕訳ルール学習が5件まで。月額800円のプレミアムプランではそれぞれの制限数がなくなるほか、金融機関のデータ一括再取得、帳簿データのエクスポート、データを3重に保管するデータトリプルバックアップ、サービス稼働時間を99.5%以上維持するサービス継続保証(SLA)などの機能が利用できるようになる。また、3人までのユーザーを招待してデータを共有できるようになるので、税理士などにチェックしてもらうといった使い方も可能だ(4人以上で共有する場合は1人当たり月額300円かかる)。

マネードワード For BUSINESS 収益画面(出典:マネーフォワード)
マネードワード For BUSINESS 損益計算書(出典:マネーフォワード)

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