土肥: 逆に言うと、ミントの香りがする歯磨き粉を使っていない人は、チョコミントが好きになる可能性が高い、ということですよね。余談になりますが、「ミントの香りがする歯磨きを使っている人→チョコミントが苦手」ということであれば、「チョコミントが好き→ミントの香りがする歯磨き粉を食べたくなる」かもしれない?
鈴木: 可能性はあると思いますよ。「あれ? これ飲み込んではいけないの?」といった感じで。実際、小さな子供が、バナナやイチゴの香りがする歯磨き粉を食べる……というケースがありますよね。
土肥: 確かに。話を元に戻させてください。チョコミントは東京で売れて、大阪では売れない、ということでした。ということは、大阪ではミントの香りがする歯磨き粉がよく売れて、東京ではあまり売れていないのかもしれない。はっ、次は、歯磨き粉メーカーに取材かっ(涙)。
鈴木: ガムもそうかもしれませんよ。大阪では、ミント味のガムがよく売れているのかもしれません。
土肥: い、忙しくなりそうです(涙、涙)。
――これにてアイス3部作はおしまいです。アイスを取材して、チョコミントの謎に迫ることになったわけですが、最後に鈴木さんはこう言ってくださいました。「ドイさん、コーヒーに興味はありませんか? 実は『味覚センサー』でコーヒーの味を分析したら、興味深い結果がでたんですよ」とのこと。「興味深い結果……」と言われて、取材しないわけにはいきません。そんなこんなで、次回は街中で飲めるコーヒーの味を分析してもらい、その違いを紹介します。お楽しみに。
(終わり)
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