VAIO株式会社スタート、ノートPC3モデルを発売

» 2014年07月01日 17時00分 公開
[Business Media 誠]
photo VAIO株式会社のWebページ

 7月1日、ソニーから日本産業パートナーズ(JIP)へのPC事業の譲渡が完了し、VAIO(ヴァイオ)株式会社が発足した。本社所在地は長野県安曇野市豊科5432、従業員数は約240名だ。代表取締役社長は関取高行氏。ソニー時代のVAIO事業の拠点だった場所で「経営・開発・製造を一体で運営していく」としている。

 ソニーは2014年2月に収益面で低迷が続いていたPC事業の譲渡を発表、5月に日本産業パートナーズと正式に事業譲渡の契約を締結していた。出資金は10億円で、取引完了当時の出資比率は日本産業パートナーズが95%、ソニーが5%。

 同社は「お客様が本来PCに求める本質である、生産性、創造性、使いやすさを追求しながらも、心に満足を与える配慮や美しさを加えた商品づくりを目指します」としており、企業哲学として「本質の追究」「制約に縛られないこと」「VAIOのDNAの継承」の3つを掲げている(参照リンク)。

 また、同社は2014年夏商戦向けにノートPC「VAIO Pro 11」、「VAIO Pro 13」、「VAIO Fit 15E」の3モデルを発売すると発表した。いずれも旧来のVAIOブランドから引き継いだ製品であり、販売はソニーマーケティングの運営するWebサイト「ソニーストア」で行う。同日より受注を開始する(法人向けモデルの受注開始日は2014年8月4日の予定)。

photo ライトスリムモバイルノート「VAIO Pro」は、11インチのディスプレイを搭載した「VAIO Pro 11」と、13インチのディスプレイを搭載した「VAIO Pro 13」の2種類を発売する。価格はVAIO Pro 11が12万円から、VAIO Pro 13が13万円から(いずれも税抜)
photo オールインワンスタンダードノート「VAIO Fit 15E」は、15.5インチのディスプレイを搭載したノートPCだ。価格は10万円からとなる。ソニー時代の製品と比べるとSONYロゴが省かれているなど、一部の仕様が異なる

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