2丁目店のオーナーはえげつないことするなあと思われたかもしれないが、実はまだマシなほう。「嫌がらせ合戦、その2」を紹介する。
お客さんからクレームの電話が入ってくることがある。どういった内容なのか聞いていると、どうも自分の店とは関係ないなあ、ということが分かる。その時点で、「失礼ですが、お客さんの行った店舗は○○店のほうではないでしょうか?」といえば済む話。しかし、性格の悪いオーナーは「そんな事実はありませんよ」「お客さん、何かの間違いではないですか」などと冷たく対応する。
そんな対応をされれば、お客さんの怒りは沸点に達する。当然、怒りの矛先は本部へ。クレームを聞いた本部は調査を始めるが、何も聞いていないお店は「そんな事実はない」となって、言った・言わないの水掛け論に発展することもあるのだ。
本来なら、最初にクレームを受けた店が「お客さん、ひょっとしたら、○○店のことではないでしょうか?」と言えばいいのに、言わない。近くにある強敵にちょっと嫌がらせでもしてやるかという気持ちが、のちに大きな騒動になってしまうのだ。
このように“骨肉の争い”ほどややこしいものはない。街中を歩いていて、同じチェーンの店舗が近くにあるのを見つけたら……。想像を絶するような戦いが、水面下で繰り広げられていることを思い出してほしい。
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