「こうなったら1年中、中華まんとおでんを売ってやろうじゃないか」とヤケクソ気味に言ってみたくなるが、半分冗談ではない。その昔、「アイスコーヒーは夏場だけの商品だった」と聞いたことがあるが、今では1年中販売している。冷たい商品でも、工夫次第で年中売れるのだ。
そこで、本部のバカヤロー……いや、エラい人たちに提案したい。熱いおでんではなく、“冷たいおでん”を商品化したらいかがだろう。「冷やしおでん」を検索すると、レシピがたくさん出てくるので、商品開発はそれほど難しくないと思う。暑い夏、汗をダラダラ流しているのに「おでんを食べてみようか」と思う人は少ない。でも、冷たいおでんであれば「ちょっと食べてもいいかも」と思う人もいるはずだ。
夏場の中華まんとおでんは怖い。それを「あ〜知ってます。落語の『まんじゅうこわい』ですよね」とばかりに、汗をかきながら熱い商品の話をする本部も怖い。
えっ、オレが本当に怖いモノは何かって? もちろんそれは、キンキンに冷えたビールだよ。
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