74.3%の人が「今後、固定電話は減っていく」

» 2014年08月25日 15時26分 公開
[Business Media 誠]

 携帯電話の普及によって、「固定電話を使っていない」という人も増えているのでは。現在、自宅に固定電話を導入している人はどのくらいいるのだろうか。20歳以上の男女に聞いたところ、全体の81.2%が何らかの固定電話(一般加入電話+IP電話+その他の固定電話)を導入していることが、リサーチバンクの調査で分かった。

 年代別にみると、20代で固定電話を導入しているのは57.6%だが、60代以上では97.7%。若年層の間では、固定電話はあまり使われていない状況がうかがえた。

あなたのご自宅で、固定電話を導入していますか? (出典:リサーチバンク)

 通話をする際、固定電話と携帯電話どちらをよく使いますか? 固定電話を導入している人に聞いたところ、「固定電話が多い」と答えたのは25.8%、「携帯電話が多い」は51.6%だった。

今後、固定電話も減っていく

 現在、固定電話が必要だと思っている人はどのくらいいるのだろうか。「必要だと思う」と答えたのは43.4%に対し、「不要と思う」は30.6%。年代別でみると、50代以上で「必要と思う」(50代52.3%、60代以上62.3%)と答えたのは半数を超えたが、20〜30代では30%前後(20代29.3%、30代31.0%)だった。

 携帯電話の普及で公衆電話が減ったように、今後、固定電話も減っていくと思いますかと聞いたところ、「減っていくと思う」と答えたのは74.3%、「なくなると思う」は5.8%だった。

携帯電話の普及で公衆電話が減ったように、今後、固定電話も減っていくと思いますか? (出典:リサーチバンク)

 固定電話に関するエピソードを聞いたところ「新入社員が一生懸命、親指で会社の電話をダイヤルしているのを見て、我が子には家の電話を使わせて慣れさせないといけないと痛感している。また、携帯電話に慣れているため、自分を名乗ることもできないのには、本当に驚いた」(40代女性)、「携帯電話があれば固定電話は不要だと思っていたが、親が年々歳を取ってきてからは必要性を感じている。なぜかというと、緊急用という意味合いと連絡方法を複数所有する大事さを感じているから」(50代男性)といった声があった。

 インターネットによる調査で、20歳以上の男女1500人が回答した。調査期間は8月6日から8日まで。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.