独身女性は“仕事と家庭の両立”についてどのように感じているのだろうか。20代後半の女性に聞いたところ、73%が「充実していそうだと感じる」と答えた一方で、97%が「大変そうだと感じる」、83%が「周囲の協力が得られるかどうか不安に感じる」と答えていることが、転職サイト「とらばーゆ」の調査で分かった。
どのような職場であれば、仕事と家庭の両立がしやすいと思いますか? この質問に対し、「休日・休暇が安定してとれる」(81%)と答えた人が最も多く、次いで「産休・育児休暇の制度が整っている」(79%)、「福利厚生(産休・育児休暇以外)」(69%)、「労働時間が短い」(67%)、「転勤・異動がない」(58%)と続いた。
「現在の職場は、仕事と家庭の両立がしやすい」と答えたのは50.0%、「両立がしにくい」は50.0%とちょうど半々。「両立がしにくい」と答えた人のうち、75%は「仕事と家庭の両立がしやすい職場に転職したい」と答えた。
結婚後も仕事を続けている30代女性たちは、結婚前後において「転職」についてどのように考え、どのように動いたのだろうか。結婚・出産の前後に転職をしましたかと聞いたところ、64%が「転職した」と回答。タイミングとしては「結婚をしてから(妊娠・出産前に)転職した」(37%)が最も多かった。
一方、仕事と家庭が両立できる職場に転職をしたいと考えた場合、どのようなタイミングで転職をするのがよいと思いますかと聞いたところ「結婚する前(結婚が決まる前〜
決まってから)」(30%)がトップ。「実態としては、『結婚をした後に転職した』人が多かったものの、理想としては『結婚をする前に転職する』ほうがよいと考える先輩女性が多いようだ」(とらばーゆ)
その理由を聞いたところ「結婚前に職場に慣れておくほうが、結婚後の生活がスムーズにいくと思うので」(39歳・北海道)、 「結婚してからだと、産休・育児休暇取得までの会社への貢献期間が短く、周りに負担ばかりかけてしまう事になりかねないため」(35歳・滋賀県)、「独身のほうが、転職などにおいても身動きがとりやすいため」(39歳・東京都)といった声があった。
インターネットによる調査で、25〜29歳の独身女性1000人と30〜39歳の既婚女性1000人が回答した。調査期間は7月15日から16日まで。
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