3人に1人が、会社で嫌がらせをされた

» 2014年11月26日 16時10分 公開
[Business Media 誠]

 過去5年間で、会社から「希望退職に応じるよう、退職勧奨を受けた」「人事評価を下げられたり、降格・減給された」など、自分の意に沿わない行為を受けた人はどのくらいいるのだろうか。20歳以上の男女に聞いたところ、「何らかの自分の意に沿わない行為を受けた」という人は15.8%(正社員17.1%、非正社員13.7%)であることが、労働政策研究・研究機構の調査で分かった。

5年間で会社から意に沿わない行為を受けた経験(出典:労働政策研究・研究機構)

 過去1年間で、「怒鳴られたり、暴言をはかれた」「仕事をする上で必要な情報を与えてもらえなかった」など、イジメや嫌がらせを経験した人は34.0%。そのうちの3人に1人がその行為をパワハラと認識していることが明らかに。項目別みると「怒鳴られたり、暴言をはかれた」(14.7%)人が最も多く、次いで「仕事をする上で必要な情報を与えてもらえなかった」(13.0%)、「自分についての陰口や噂を広められた」(12.5%)、「意見や提案を聞いてもらえなかった」(11.8%)、「無理な指示や締め切りを与えられた」(11.1%)と続いた。

過去1年間にいじめなどに何らかの行為を受けた経験(出典:労働政策研究・研究機構)

自分の生きがいは仕事

 「自分の生きがいは仕事」と答えた人はどのくらいいるのだろうか。男女別にみると、男性が33.0%、女性が32.2%。男性50代(40.5%)が最も多く、次いで男性60代(37.9%)、女性60代(37.8%)、女性30代(33.4%)、女性40代(32.9%)、女性50代(31.9%)と続いた。2010年に行った調査と比べると、男性の30代と40代で割合が低下している(男性30代前回35.0%→今回30.1%、男性40代前回33.9%→今回30.3%)。

 訪問による調査で、20歳以上65歳以下の男女4573人が回答した。調査期間は1月11日から2月3日まで。

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