ビジネスパーソンの平均年収はいくら? DODA調べ

» 2014年12月01日 14時38分 公開
[Business Media 誠]

 インテリジェンスが運営している転職サービス「DODA(デューダ)」は12月1日、ビジネスパーソンの「平均年収 2014」を発表した。2013年9月〜2014年8月に同サービスに登録したビジネスパーソン約16万人(22〜59歳)のデータをまとめたところ、平均年収は442万円(平均年齢33歳)で、前年比マイナス4万円であることが分かった。

 平均年収は2009年から継続して下がり続けていたが、前回(2013年)は4年ぶりに増加に転じた。「企業の業績回復やベアの実施による賃金アップが期待されてきた中で、平均年収も前回に引き続きアップするかと思われたが、期待に反してダウンという結果になった」(DODA)

ビジネスパーソンの平均年収は再び減少した(出典:DODA)

年収ランキング(職種別)

 年収ランキングを職種別でみると、「運用(ファンドマネジャー/ディーラー/アナリスト)」が935万円でトップ。2位が「投資銀行業務」で709万円、3位が「MR」で703万円だった。トップ10の中で前回から年収が上がったのは3位の「MR」のみで、その他の9職種については軒並み平均年収を下げており、ここでも全体と同様の傾向がうかがえた。

 前年比で年収が最も大きく増加したのは、「研究開発(IT/通信)」(+48万円)。次いで「営業−証券」(+43万円)。「IT・通信業界では、クラウドサービスやビックデータを用いた新規サービスへのニーズが高まり、それらのコアとなるテクノロジーを研究・開発する人材の給与が上昇したものと思われる」(DODA)

営業系と技術系の平均年収(出典:DODA)

 逆に、減少幅が最も大きかったのは「運用(ファンドマネジャー/ディーラー/アナリスト)」(−120万円)。金融系専門職では「投資銀行業務」(−31万円)、「バックオフィス/ミドルオフィス」(−26万円)など、前回よりも年収を下げた職種が目立った。「金融系専門職における相対的な年収ベースは今なお高いものの、今回は平均を引き上げる年収3000万円を超えるような高年収層が例年に比べて少なかったため、数値の上では減少して見える結果になった」(同)

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